ふわとろオムライスの作り方

言語のプールの外で

今日わかったこと 違う調からⅡ-Vを借りてくる

Godknows...のコード進行について考えていたら違う調からⅡ-Vを借りてくることができるということがわかったので覚え書きしておきます

コードはここからお借りしました(https://ja.chordwiki.org/wiki/God+knows%e2%80%a6

 

まずサビのコード進行

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この曲はkey=Eなので、このフレーズの繋ぎ目で出てくる(「~輝いて」のあと)のBmは本来Vの和音、Bであるのが普通のように見えるけれど、次の頭の出てくるAM7(key=EにおいてⅣの和音)をⅠと見なせば、Bm→E→AM7はkey=Aで、ツーファイブでAM7に解決した、と思うことができてます

つまり部分的に他の調のツーファイブを借りてきたんだな、と分かります

(ちなみにこの間のEを省略することもあるので急にVの和音がマイナー化したように見えます)

次に、Aメロのコード進行を見てみます

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最初のC#mはⅥということにして、同じようにkey=Eだと思って見ていくと、また繋ぎの部分で見慣れないコードがありますね、D#m7?どこから来たんだ、って思ってしまいますが、これも先で言ったほかの調からⅡ-Vを借用することで出てきたコードです

今回お借りしたのはkey=C♯mからで、本当はkey=C♯mのⅡの和音はD♯m♭5ですが、短調でⅣをメジャー化してもよかった(ドリアのⅣ)ので、

D#m7はドリアのⅣに近い響きのⅡということにしていいんじゃないかなと思います、
(Ⅱの第5音を半音上げた和音を指す専門用語知ってる人いたら教えてください)

、なのでD♯m7→G♯→C#mはkey=C♯mでⅡ→V→Ⅰを作ってることになります。

 

これら上手く使えれば、コード進行の幅が広がりますね

 

あらためてGodknows...を聴いてみて、フレーズの繋ぎ目など目立たないとろもしっかりコードやフィルが作りこまれていて、クオリティが高いなと思いました

 

つまり、神前暁 is God (結論)

 

神前暁さん本当大好きです)